介護職のハラスメント問題

介護職のハラスメント問題
  • ハラスメントは、その行為をした人間の意図に関係なく被害者側がハラスメントと受け取れば成立します。「そんなつもりはなかった」というのは通用しません。理不尽な暴言や暴力は人権を無視した悪質な行為です。そして、ハラスメントに悩まされている人が介護業界には多いです。ハラスメントを受けることによって仕事に対する意欲はなくなり、心身に大きなダメージを受けます。介護現場を取り巻くハラスメント問題についてみていきましょう。

  • セクハラやパワハラは人権を無視した非常に悪質な行為ですが、そのようなことをしてくる利用者に対してサービスの提供を拒否することはできないのでしょうか?実は、現状の制度ではハラスメントを理由にサービスの提供を拒否することができません。そのため、日本介護クラフトユニオンは厚生労働相に対し、ハラスメントをサービスの提供を拒否する「正当な理由」として認めるように要請書を提出しています。どのような内容か詳しくみていきましょう。

  • 介護現場で発生するハラスメントの中で、利用者から受けることが多いのはセクハラです。セクハラはケースによっては強制わいせつ罪として成立するほど悪質な行為ですが、多くの女性職員が利用者からのセクハラに悩んでいるというデータがあります。無理やり体を触られる、陰部を触らせようとしてくる、などといった非常に悪質な行為をする利用者もいるようです。ただし、認知症のせいで正常な判断ができなくなってしまっているがゆえに、セクハラ行為に及ぶ高齢者も存在します。

  • 介護現場で発生するハラスメントの中で、職員間で起こりやすいのは主にパワハラです。暴力などはもってのほかですが、特に多いのは理不尽な脅迫や誹謗中傷でしょう。直接的に暴言を吐かれることもあれば、間接的にネチネチと言ってくる人もいます。そしてそういった発言をする人の多くは自分がパワハラをしているという自覚がありません。また、わざと無視するといった陰湿ないじめも起こりがちです。実際にパワハラを受けた経験を持つ介護職員の体験談も紹介します。

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本ウェブサイトは、ハラスメントに悩む介護職のみなさんに役立つ情報を紹介しています。介護業界を取り巻くハラスメント問題の現状や対処法などを知り、環境改善に取り組んでいきましょう。「お問い合わせフォーム

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