2019.04.03

職員間のハラスメントへ毅然と立ち向かおう

職員間のハラスメントは、特に上司からのパワハラが多いです。また、介護職はチームで仕事をしていくので人間関係のトラブルが発生しやすいという特徴があります。ここでは、職員間でのハラスメントがあった場合に、どのような対応をしていけばいいかを紹介していきます。

職員間のハラスメントへ毅然と立ち向かおう

自分で対応する場合

上司から過剰な叱責を受けていると感じたときは、まずは同僚に話を聞いてみて叱責が本当にパワハラにあたる内容かを判断しましょう。その際には感情的にならず、事実を冷静に伝えるようにしてください。相談できる同僚がいなければ友人や家族でもいいです。上司は教育のつもりで厳しく叱責しているのかもしれません。もし、第三者からみても理不尽な叱責に感じられるのであればそれはパワハラです。利用者の前でわざと怒鳴ったり、「お前は使えない」などと直接的に暴言を吐かれるようなことがあれば、疑いの余地なくパワハラです。
対策としては、その上司のさらに上司に相談するという方法があります。できることなら、その現場を目撃した同僚と一緒に相談しましょう。相談した内容について、記録を残しておくことも忘れないでください。また、理不尽な叱責の内容を証拠として残すという手段もあります。スマホやボイスレコーダーを利用して録音するか、もし機器を持ち込めないのであれば、いつどこで誰からどんなことを言われたかをメモとして残しておきましょう。いざとなればこの証拠を使ってしかるべき対応をとることができます。また、自分だけではなく他の職員もパワハラを受けている場合、同じように苦しんでいる仲間を集うのも効果的です。被害者間でどのようなパワハラを受けたか、どうすればパワハラが収まるかを情報共有することができますし、集団でパワハラ改善を訴えることができます。

指導不足に対して

上司の指導不足を感じる場合は、早急に対応したほうがいいです。なぜなら、指導不足によって介護サービスを受けている利用者に悪影響を及ぼす恐れがあるからです。口頭で伝えるのが怖ければ、メールや書面でも構いません。もしかすると上司は「それくらいは指導しなくてもできるはずだ」と思い込んでいるかもしれません。特にほかの職場から転職してきた介護職経験者に対してはそう思っている可能性が高いです。もし改善される見込みがないようであればさらに上の上司に相談するか、教育体制がきちんとしている職場に転職しましょう。

相談窓口を利用

大手の事業所に限られてしまいますが、職場に設置されている相談窓口を利用するのも有効な手段です。その際には、パワハラの証拠となるものを用意しましょう。職場によって匿名で相談できるかなどの解決手順が異なるので、事前に確認しておくことも大切です。そういった相談窓口が職場にない場合には、外部の専門窓口に相談しましょう。

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