職場見学は、ハラスメントのリスクを見極めるためにも有効な手段です。実際の職場環境や社員の様子を確認することによって、コミュニケーションの円滑さや職場の整理整頓具合などをチェックできます。さらに、転職エージェントを活用することで、求人票だけでは分からない企業の内部事情も知ることができ、ハラスメントが発生しやすい職場を回避しやすくなります。見学時には、現場の負担を増やさず、周囲の動きに配慮することが大切です。
介護現場におけるハラスメント対策の現状について紹介していきます。多くの介護職員がハラスメントに悩んでいるものの、業界内ではハラスメントを「想定外」として捉えている傾向があり、あまり有効な対策はできていません。セクハラへの対策を考えた場合、利用者への介護は同性の職員が行うほうが好ましいのですが、介護職の多くは女性ということもあり難しいところです。現場で働いている職員からは、法整備や罰則強化をして未然にハラスメントを防止するのが望ましいという意見があります。
多くの介護職員がハラスメントに悩んでいる一方でなかなか対策が進んでいない状態の中、今後どのような取り組みが求められてくるのかについて紹介していきます。ハラスメントの予防・解決は、個人の取り組みだけでは限界があるため、組織として取り組んでいくことが必要となってきます。厚生労働省が公開している「パワーハラスメント対策導入マニュアル」を参考に、どのようなガイドラインの作成が必要になるのかをみていきましょう。
利用者からの暴力や暴言、セクハラから自分の身を守る方法を紹介していきます。暴言や暴力があった際には、その利用者と自分の関わり方に問題がなかったかを考えてみましょう。もしこちら側に問題があれば改善する必要がありますが、そうじゃないのであれば利用者と距離を置くなどして対策を取ってください。セクハラに対しては毅然とした態度で対応することが求められます。いずれにせよ、自分一人で抱え込まず周りに相談するなどして解決に向かっていきましょう。
職員間でのハラスメントにあった際の解決方法を紹介していきます。上司から必要以上の叱責を受けていると感じた場合には、本当にそれが理不尽な内容なのかをまずは冷静に判断しましょう。パワハラにあたると判断した場合には、さらに上の立場の上司に相談するなどして対応していきましょう。また、上司からの暴言を証拠として記録しておくことも忘れずに。上司の指導不足に関しては施設の利用者にも悪影響が及ぶため、早めに解決を目指しましょう。
本ウェブサイトは、ハラスメントに悩む介護職のみなさんに役立つ情報を紹介しています。介護業界を取り巻くハラスメント問題の現状や対処法などを知り、環境改善に取り組んでいきましょう。「お問い合わせフォーム」